思い立ったが吉日。

2014年、大晦日に思い立って。

BOOM BOOM SATELLITESのライブを観て思ったこと。

日曜、漫画系ライターと回転寿司へ。たまたま電話したらいつの間にか長野の実家に戻ってライター仕事、たまに上京するとのことで、まぁ今後なかなか会えなくなるだろうと思い、仕事を切り上げて会った。

人間、いつ会えなくなるか分からない。

東京でライター生活するには金が足りない、と。そりゃそうだ。フリーランスは大変。でも、熱意だけは失われてなくてホッとした。

その後、ブンブンサテライツのライブへ。観にいった理由は明白、いつ川島に会えなくなるか分からないからだ。

人間というか人生って、いつ会えなくなるか、無くなってしまうか分からないから美しい。それを自覚している人間の生き様はなおさらに。

日曜のライブは美しかった。
EX Theater ROPPONGIの音響、シガヴェッツ山本のサポートに徹する中でも滲み出す変態的な音像、福田洋子のタイトかつ人間味あふれるドラム、ポールダンサーの妖艶さ、VJ&照明のマッチング、中野の作り出す世界観と信頼性、そして、川島の、すべて。何一つ欠けても成立しない美しさの極み。


3回泣いた。今まで十数回は生で観てきた「kick it out」で初めて泣いた。これまでは単なる享楽的なダンスロックにしか感じられなかったけど、日曜は病魔に立ち向かう、でも、勝ち切れてない人間の、壮絶な叫びに聴こえた。初めてこの曲に川島の生き様を感じて、目頭が熱くなった。

でも、最後にポールダンサーを配してダンスミュージックの快楽性を追究したあたりがホントに流石で…。すべてを前向きに終わらせた至福の一夜だった。


人間、いつ会えなくなるか分からない。だからこそ、美しい。