思い立ったが吉日。

2014年、大晦日に思い立って。

eastern youthのライブを観て思ったこと。

ライブ前に出社して底辺感を味わってからeastern youthのワンマン「極東最前線/巡業2015~ボトムオブザワールド人間達~」へ@O-EAST

 

23年もやっててなんでいまさら辞めるの二宮、っていうのもあったけど、それよりなにより新作の「ボトムオブザワールド」が素晴らしすぎる。今の彼らになにが起こっているのか確かめたかった。

フェスで何回かは観つつも、ワンマンに行くのは初めて。「其処カラ何ガ見エルカ」あたりから買ったり買わなかったりを繰り返す浅いファンだから比較しようもないけど、吉野が凄まじかった。また心筋梗塞になるんじゃないかってくらい命をすりへらす絶唱とギターの轟音。それをしっかり支える田森&二宮のリズム隊。おかげで一日経った今も耳鳴りが止みません。

 

二宮のベースも重くて深くて揺らぐっていう、これぞロックベーシストって感じの音。スラップの音も重いって、四つ打ちが基本になってしまった若手バンドのベーシストには鳴らせないよね。ペラッペラなスラップが多いもんなぁ。二宮のスラップは破壊音。

だから、観ながら「なんで辞める?」って思いはつのっていったけど、MCで響いた「パパ~」という二宮の子供の声でなんとなく腑に落ちた感じもした。幸せな家庭の声、でもその横では命がけで歌い音楽にすべてをささげている吉野の鬼のような佇まい。ここのギャップがもう自分の中で折り合いがつかなくなったんだろうなぁと。まぁ勝手な推論ですが。

 

3人の最後の勇姿を観られてうれしくもあり悲しくもあり。世の中、永遠に続くものは無いっていうのは、ブンブンサテライツのライブを観たときも思ったけどひとつの真理よね。