思い立ったが吉日。

2014年、大晦日に思い立って。

2015年のCDを聴いて思ったこと。

久しぶりにブログ開いてみた。8月からいろいろ激動だった。9月に会社辞めようと思ったら12月に編集長になった。人生どうなるか本当に分からない。

 

今年はライブにいくのも減ったし、CD購入も激減した。サブスクリプションになっていくのかなぁ。仕事も趣味も流れに身を任せたい。

 

ということで備忘録的に年間ベストを。今年は洋楽あまり買ってないのでまとめて。

 

1 clammbon「triology」

2 eastern youth「ボトムオブザワールド」

3 BOOM BOOM SATELLTES「SHINE LIKE A BILLION SUNS」

4 cero「Obscure Ride」

5 toe「HEAR YOU」

6 水曜日のカンパネラ「ジパング

7 !!!「as if」

8 ぼくのりりっくのぼうよみ「hollow world」

9 MO'SOME TONEBENDER「Rise from HELL」

10 DALLJUB STEP CLUB「We Love You」

 

星野源も素晴らしかったけど借り物なので入れず。でも買ったとしてもクラムボン1位かなぁ。素晴らしかった。年間ベストって秋以降の印象がどうしても強くなるけど、今年は上位3作が上半期。大晦日になっても印象は薄れなかった。

あと、シングルは椎名林檎サカナクションKen Yokoyamaはひたすら聴いた。

 

来年はどんなCDとライブと人生に出会えるのだろうか。

MO'SOME TONEBENDERのライブに行って思ったこと。

LSD」を出したあたりからだから、もう12~3年はライブを観ているだろうか、モーサム

ホント彼らのライブはぶっ飛んでて大好きだ。百々のロックスターっぷり、勇の狂人っぷり、武井の破天荒っぷり、それに加え、サポートドラムの水野がそれに引っ張られて良い音を鳴らすようになった。昨日もヒューマンビーイングのつんのめり具合がたまらんかった。3人から4人になった時は「勇のドラムが観たいんだけど…」なんて思っていたが、今では水野の成長ぶりを観るのが楽しみになってきた。

だが、動員は、前からだが落ちてきている。野音ワンマンやって、基本AXあたりでやってたバンドだが。地下にもぐった時は六本木スーパーデラックスあたりでやったりもしてたけど、UKに戻ってクアトロ埋められないのは寂しいものだ。

そう想いながら後方から観ていたのだが、クアトロの一段上がったところの前方でフラフラになりながら踊り狂ってるふくよかなオバハンがいた。周りにガシガシ当たりまくって、迷惑そうだった。後ろから観てて「あれは無いわ」とちょっと引いた、というか、冷めた。

踊り狂うのはいい。ただ、それをゆっくり観たい人が多い後方エリアでやるのはどうなんだ。踊り狂うなら、前方のモッシュエリアに行くか、チバユウスケがいうところの「上に飛べ、上に」だ。
たぶんあのオバハンも20代の時から観ててそのノリで踊ってるんだろうが、体が加齢についていっていない。若い感覚のまま横柄に踊ってるんだろう。見苦しかった。

あれを、音源が気になってライブに来た若い子が観るとイヤな現場だなと思うだろう。きっと「なんでモーサムがソールドしないのか分かんない!」とか憤ってるのは、そういったオバハンなのだろう。



老兵は死なず、ただ去るのみ、後方エリアへ大人しく。

eastern youthのライブを観て思ったこと。

ライブ前に出社して底辺感を味わってからeastern youthのワンマン「極東最前線/巡業2015~ボトムオブザワールド人間達~」へ@O-EAST

 

23年もやっててなんでいまさら辞めるの二宮、っていうのもあったけど、それよりなにより新作の「ボトムオブザワールド」が素晴らしすぎる。今の彼らになにが起こっているのか確かめたかった。

フェスで何回かは観つつも、ワンマンに行くのは初めて。「其処カラ何ガ見エルカ」あたりから買ったり買わなかったりを繰り返す浅いファンだから比較しようもないけど、吉野が凄まじかった。また心筋梗塞になるんじゃないかってくらい命をすりへらす絶唱とギターの轟音。それをしっかり支える田森&二宮のリズム隊。おかげで一日経った今も耳鳴りが止みません。

 

二宮のベースも重くて深くて揺らぐっていう、これぞロックベーシストって感じの音。スラップの音も重いって、四つ打ちが基本になってしまった若手バンドのベーシストには鳴らせないよね。ペラッペラなスラップが多いもんなぁ。二宮のスラップは破壊音。

だから、観ながら「なんで辞める?」って思いはつのっていったけど、MCで響いた「パパ~」という二宮の子供の声でなんとなく腑に落ちた感じもした。幸せな家庭の声、でもその横では命がけで歌い音楽にすべてをささげている吉野の鬼のような佇まい。ここのギャップがもう自分の中で折り合いがつかなくなったんだろうなぁと。まぁ勝手な推論ですが。

 

3人の最後の勇姿を観られてうれしくもあり悲しくもあり。世の中、永遠に続くものは無いっていうのは、ブンブンサテライツのライブを観たときも思ったけどひとつの真理よね。

京都&札幌に行って思ったこと。

先週&先々週末と作家に会いに京都と札幌へ。

 

京都は2日目に五条駅清水寺三十三間堂→京都駅と3時間歩き続けヘトヘトになり早く帰りた過ぎて、ツアーパック外で新幹線代13000円払って帰途。

札幌は帰りのバニラエアがまさかの欠航。払い戻し→ジェットスター買いなおしで追加12000円払って帰途。

会社から出張費の出ない、自己満足だけの作家行脚のために金を使い過ぎたorz まぁ作家は喜んでたからいいんですが。。。

 

地音地消ということで前回の京都旅ではくるりを聴いて歩いたが、今回は10-FEETと宇宙コンビニを聴きながら。両者とも奥底にある切なさが京都なんだろう。夕暮れの京都タワーとテンフィがマッチしてた。

札幌はbloodthirsty butcherseastern youthサカナクションを。音の広大さがやっぱり北海道・札幌なんだろう。ブッチャーズの「サラバ世界君主」を聴きながら車窓を眺めてたら泣きそうになったよ。

 

ほかに最近買ったCDの雑感。

syrup16g「Kranke」。M-1「冷たい掌」が素晴らしすぎてほか4曲の印象ちょい薄い。冷たい掌、じんわり侵食して中をかき乱す感じが、あぁsyrup戻ってきたなぁって感じ。

吉田一郎不可触世界「あぱんだ」。ちょっと予想外にいい。繊細かつ前衛的。ZAZENの印象は取っ払って聴かないと。さらに聴きこんだら、別の表情を見せそう。

dCprG「Franz Kafka's South Amerika」。値段見ずにレジ持ってって4000円って表示されたときビックリした。でも、まぁこれ買う人は値段気にしないか。これもまだ聴きこめてないのでまたゆっくり聴きたいが、聴きながらちょいちょいニヤけてしまうあたりさすがナルナルの匠の業か。

METZ「METZⅡ」。いやはや痛快。フジきたら行く。

LIGHTNING BOLT「FANTASY EMPIRE」。いやはや衝撃。フジきたら行く。

きのこ帝国「桜が咲く前に」。ビバラの感想でも書いたけど、バンドの存在意義を問われそう。とてもいい曲なんだけど、これ佐藤ソロのクガツハズカムでやればいいんじゃない?って。佐藤が本名表記になり、MCも結構喋りだして、メジャーに行っての佐藤推しが相当強く感じるのが、それが一昔前の芸能界の売り出し方見てるみたいで、そうなったときにほかのメンバーがどう思うか。この、ほかのメンバーの個性が消された曲を聴いて一抹の不安がよぎる。

JapanJamBeachとVIVA LA ROCKにいって思ったこと。

5/2インタビュー取材→5/3JapanJam→5/4ビバラ→5/5イベント仕事→5/6インタビュー起こし&構成でGW終了。5/3の9:30に突然ぎっくり腰になってからというもの、すべてが前傾姿勢のGWだった。

 

そんな腰痛をおして5/3はJapanJamBeach。柔らかい砂浜が腰に良い効果をもたらしたのか、歩きづらさが悪い効果をもたらしたかは定かではない。海辺で開けてて気持ちよかったけど、風で音が流されるのと、音量制限で後ろが聞こえづらいのと、砂埃が舞うことを考えたら、やっぱ1回目の富士スピードウェイでやったやつが一番良かったのかなと。コンセプト的にも。もうJamって言葉は使わなくていいんじゃない?

サンボマスターパスピエPOLYSICSandropthe band apartthe telephonesストレイテナーACIDMANZAZEN BOYSの流れ。ベストアクトはバンアパ。もうベテランの余裕ですね。気持ちよかった。あと、久々ストレイテナー観たけど「KILLER TUNE」聴けてよかった。もうひとつ、ZAZENのゲストで出たtricotの中嶋イッキュウが「KIMOCHI」を歌ったのは賞賛に値する。絶対みんなの頭に椎名林檎のイメージが強く残る中、あえてこの曲にチャレンジし、応えていた。こんな情念深く色気込めて歌えるんですね、イッキュウ。ちょっと感動した。

 

5/4ビバラ。初めていったけど、ウワサ通り導線が複雑。もっとなんかありそうな気もするんだけどなぁ。でもやっぱアリーナで座ってみられるのは良い。メインステージもしっかり作ってるし、なによりモッシュ&ダイブを、一応禁止を謳ってるけど暗黙のうちに許可してたのが素晴らしい。まぁKenYokoyamaを呼んでる段階でそうなんだろうけどw ロキノン=音楽イベント、ビバラ=ロックフェスという精神が強く感じられた。

サンボマスターKenYokoyama→きのこ帝国→ゲスの極み乙女。DragonAsh10-FEETの流れ。ベストはゲス。もうこの国の音楽シーンは俺たちが引き受けるっていう覚悟と格を手に入れてた。素晴らしい。きのこは昨年後半の不安定さがなくなってたけど、POP色が強すぎてタルい感じも出てきた。うーん。今後はバンドの意義を問われそう。

 

そして両日サンボから始まってるけど、これといって追っかけているワケではない。たまたまタイミング的に。あの暑苦しさは嫌いじゃないけど。

でも、これ、今の邦楽フェスの問題点よね。

「トーキョーロスト」を聴いて思ったこと。


MO'SOME TONEBENDER - トーキョーロスト (MV) - YouTube

いや、最高でしょ、これ。

当初新作は「初期モーサムがうんたらかんたら」ってふれこみだったので、echoとかHELLOのときのようなグランジやガレージ感かと思ってたけど、ぜんぜん。

 

どす黒い。

 

「母さん/こっちの生活にもずいぶん慣れて/最近やっとみんなとおんなじ顔になりました/イン トーキョー」の歌詞には朝通勤で聴いてて鳥肌がたった イン 丸の内線。母親を亡くして「奇跡の歌」を創り上げた人間がこんな歌詞を歌うってw

まぁ、OTOTOYのインタビューにも『きのこ帝国の「東京」がよくてシンパシー感じて「東京なんちゃら」って曲作ろうと思った』的なこと書いてたけど、モーサムくらいひねくれてたらこうなるわな、と。これが真実の東京の姿ですよ、と愛媛出身の自分も言ってみる。

 

LSDツアーからモーサム観てるからもう10年以上彼らを見てるけど、年々バカになってて、その加速度が増してるのがたまらない。クアトロでさらに悪化した姿が見られるのが楽しみだ。

 

その他、最近買ったCD。

SQUARPUSHER「DAMOGEN FURIES」

いや、これも痛快。もうバカになればいいじゃん、ってビート感。来日行きたいけど仕事のタイミング的に無理なのが悔やまれる。

 

水曜日のカンパネラ「トライアスロン

視聴機で聴かずに買っちゃったけど、失敗した。まだこの路線じゃないでしょ、って感じ。知り合いが関わってるのであまり強くいえないけど。。。

 

NISENNENMONDAI「N'」

もうずぶずぶに音に浸りたいときに最適。

 

THE PRODIGY「THE DAY IS MY ENEMY」

ちょっと大人しく感じた。前作がよかったからかなぁ。でもライブで聴いたら凄くなるだろうなぁという感じもある。ソニマニ行こうかしらん。

 

散々上記でMO'SOMEほめまくってますがアルバム「RISE FROM HELL」ということでいえば、実は及第点な印象。前評判が高かったので期待しすぎた感があるんだけど、これくらいはやって当たり前でしょ、彼らなら。当然レベルの痛快さ。

3週連続ライブに行って思ったこと。

ライブでも行かな仕事やってられへんわ的な感じで、ライブに行くことによって心身のバランスを保つようになってきた。いかんよ、これ。

 

4/4 凛として時雨「Hyper Tornado Tour 2015」

武道館以来。周りを観るとやっぱり客層が若い。親子連れもいた。30も半ばに差しかかろうとしたおっさんが一人でいくとちょっと浮いてしまった。

最大の山場はTKが「JPOP Xfile」2回間違えたこと。逆にTKの人間味が際立ってよかった。完璧主義で冷酷無情なイメージがあったけど、間違えた瞬間は可愛らしかった。

あと、やっぱ照明チームは素晴らしい。シンプルな設備なのに、曲の世界観&転調とのシンクロ感が抜群だった。

 

4/11 TOWER RECORD presents Bowline 2015

キュレーターがBRAHMANだったので、初参戦。SLANGからだったけど、相変わらずギターの音と筋肉がキレッキレ← AA=はワンマンの方が良い。 怒髪天も久々だったけど増子がちゃんと「怒髪天」を演じてる感じが良かった。リズム隊の安定感も伊達に30年やってない太さ。 SiMは初見。若い子にうける理由は分かったけど、自分にはさして響かず。 BRAHMANはMC無しのストロングスタイル。ラストでの「ARTMAN」はうれしかったなぁ。

 

4/18 Adrian Sherwood「AT The Controls × 3」

当日券アピールしてたから空いてんのかと思って19時前についたら満員。久々バー前からモニターで観つつ音を体感。サブウーファー設置してたみたいで低音が気持ちよかった。ビールもくいくい飲んだので心地よい眠気に襲われた。にせんねんもんだいとの生ダブミックスライブも良かった。最近にせんねんもんだいはnestで観ることが多かったけど、やっぱunitの音響だと冴える。ミニマルビートへのダブアプローチが映えていた。

 

来週健康診断で聴力検査あるけど、大丈夫か?左耳、SLANGから耳鳴りが止みません(まぁストレス性だと思うけど)。